真っ赤な赤絨毯をこちらに向かう正装した壮年の社会低地位のある
人たちと廊下ですれ違った。
その瞬間、彼れらは
壁に消えてネームプレートになった。
廊下を右に曲がり、
田舎のキャバレーみたいな店(繁盛していた)を駆け抜け、
ホテルの厨房みたいなところを通り、
屋外に出た。
良港の湾のようであり対岸に小山が見えた。
津川雅彦が手を振って見送ってくれた。
雰囲気は港ではないが、
そこは「苫小牧港(西工区)」と夢の中の自分は認識している。
東に向かって歩いた。
迷路のような、
香港のスラムみたいな感じのところ…
途中、国鉄日高線のダイダイ色の車両が斜めに半分
泥に水没して顔を出していた。
光は斜陽だった。
太陽が沈みかけていた。
東の地平線に!
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