なりすまし決裁は、め○ら決裁や遡り決裁の罪の比ではない!万死に値する!

 ここ数日、心痛が絶えない。

 家族であれば、キャッシュカードのパスワードを教えて、「買い物のついでに替わりにお金をおろしてきて!」なんてことはよくある。

 しかし、

お父さんが、娘のPCから娘のアドレスを使って、こっそり彼になりすましのメールをしたらどうなるだろう…

 私の勤める営業所は、多数の外部関係者と

アプリケーションサービスプロバイダ(Application Service Provider、ASP)と呼ばれる事業者を介して、ほぼ全てのデータのやり取りを行っている。それは、通常のメール送信、スケジュール管理、決裁そのた多岐に及ぶ。

 当営業所は、その全国的な最先端の営業所である。

 当営業所では、契約関係にあるものとの印鑑決裁は存在せず、印鑑決裁を行う職責順のように、電子決裁を各人のユーザIDとパスワードによりログインし、順番に決裁してゆくのだ。当然、ログがしっかり記録されるので、誰が何時決裁したか明確であり非常強力な信用力がある。(正確には、あるように見える。)

 さて、

ここで、企業の長である代表取締役社長が、自身のIDとパスワードを部下に漏洩し、決裁作業が面倒だからと”なりすまし”で決裁していたらどうなるだろう。しかも、その決裁ルートがその企業からの言い出した提案により開始していたとしたら…

その企業のみならず、営業所自体の信用を失う、最低の行為である。

私のシステム構築に費やした一年半の努力は無駄である。

他の企業もシステム運用による信用力の恩恵を受けられないことにもなり損害は他の企業にも及ぶ。 

だが、その重大さを心底この企業は気付いていないのが恐ろしい。

 最初の

お父さんが、娘のPCからなりすましメールをしその行為が発覚したらどうなるか…

娘は当分口をきいてくれないだろうし、

その悪しき記憶は脳裏から永久に消えることはない。

万死に値する!

私は、人間が未熟なため

そのような裏切りともいえる行為を許す

寛容な心を未だ持ち合わせていない。

許しがあるまで、当営業所の敷居をまたいではいけない!

はなしは、次回へつづく…

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