お疲れ様です。
私も山岳用装備は持っていないため、購入に向け現在、猛勉強中でした。
長ーいメールなので、明日の昼休みにでもどうぞ。
<シュラフの購入ガイド1>
寝袋には「推奨温度」があり、必ず明記されております。
しかし、これがクセ者で、試験方法など統一規格がないのです。
つまり、各メーカーの「自称」! あくまで目安として下さい。
登山の場合は、とにかく軽量であることが重要。
となると、ダウン。
ダウンには「FP(フィルパワー)」という指標があり、
この値が高いほど上質なダウンで、軽くて復元力(≒保温力)が高いです。
当然、お値段も跳ね上がります。(一般的には、800FPで上質品。)
ダウンの欠点は、高額の他に「水に弱い」ということ。
この点を一挙に解決するのが、「化繊」という選択肢。
但し、ガサばるし重いです。
結局、山登りならダウンにならざるを得ないところがあります。
各メーカー、一長一短はありますが、視野を広げると全然決まらなくなるので、もう、モンベル一択! その中から選ぶのが良いと思います。
http://webshop.montbell.jp/goods/category.php?category=32
<シュラフの購入ガイド2>
寝袋形状は大きく分けて2種類あります。
「封筒タイプ」と「マミータイプ」。
封筒タイプの利点は、布団のように「使いやすい(寝やすい)」。
マミータイプ(ミイラやミノムシみたい)の利点は「保温力」。
よって、登山の場合は、マミータイプ一択で良いでしょう。
<シュラフの購入ガイド3>
モンベルシュラフの優れている点は「ストレッチ機能」です。
ゴムが螺旋状に入っており、寝袋内で動いても追従してくれます。
これもお値段次第で「スパイラルストレッチ」と「スーパースパイラルストレッチ」に分かれます。
好みと予算に合わせてご検討を。
<シュラフの購入ガイド4>
いよいよ、「ナンバー(温度)」を選べばポチるのみ。
ほぼ全てのシュラフには、「快適温度」と「限界温度」という表示があります。
意味はそのまま。(詳しくは、上記サイトにも書いています。)
ここで注意しなければならないのが、1にも記したとおり、統一規格ではない上、
自分が「暑がりか?寒がりか?」というのも極めて重要なポイント。
あくまで一般的に、男性より女性の方が寒がりです。
それは「筋肉量が少ない」から。「筋肉量が少ない=基礎代謝が少ない→発熱量が少ない」ということ。
カタログ値だけで選ばないようにしましょう!
それで、何番を選べば良いか?というのが私も悩んでます。
環境に合わせていくつも買えれば良いのですが、限りある予算ではそうもいきません。
あくまで個人的には、汎用性・重量等々考えて#3が妥当な線かな、と。
<シュラフの活用ガイド1>
さて、極寒地での睡眠には一つ注意点があります。
よく聞く誤った知識がコレ。
「酒飲んで寝れば、暖まる」とか「寒さなんて分からない」って言う人。
アルコールには利尿作用があるため、基本、体温は下がります。泥酔してしまうと、凍死の危険もあります。
また、後述しますが、冬用のテントは様々な理由で容易に「酸欠」しますので、これまた死亡リスクが上がります。
飲むのも楽しみの一つなので、「やり過ぎない」というのが鉄則でしょう。
<シュラフの活用ガイド2>
ダウンは帰ってからのお手入れも必要。
サイトに書いてあるので、ゆっくり見て下さい。
<マット購入ガイド1>
テント生活を送る上で、マットは極めて重要です。
キャンプ場のように、芝の上ではなく、ゴツゴツした岩場だと、睡眠できるかどうかは体力の消耗に直結します。
また、寝てるとき、最も体温を奪われるのは、上面ではなく、「下面」!
下を暖かくしなければ、寒くて寝てられず、これまた体力を消耗します。
<マット購入ガイド2>
各社、いろいろありますが、ここでは「サーマレスト」に限定して記述します。
https://www.e-mot.co.jp/therm-a-rest/mattresses.asp
大きく分けて、以下2タイプ。
*クローズドセル
○:軽量。設置・撤去が一瞬。
×:ガサばる。(リュックには収まらないので、外付け)
※:厚みに限界があるため、寝心地では一歩劣る。
*インフレータブル(セミオート含む)
○:コンパクト。厚みなど色々選べる。
×:重い。設置・撤去が面倒。
※:種類が豊富=お値段もピンキリ。ニーズに合わせて。
これはカタログとにらめっこしながら、個人の趣味で選びましょう。
<山岳テントの購入ガイド0>
調べるほどにディープな世界でした。
まだ、必要な知識の半分もないかと。
知ってる限り記します。
<山岳テントの購入ガイド1>
まず、海外品と国産品があります。
あくまで一般論として、海外品(特にアメリカに代表されるメーカー)
の場合は、俗に「大陸型気候」と言われるように、滅多に雨など降らず、乾燥した環境を前提に作られており、日本の「高温多湿&よく雨が降る」という環境はあまり想定していない、と言う人もいます。
ただ、全く想定していないわけではありませんし、海外メーカーにも良い点は沢山あります。
あくまで一意見として受け止めれば良いかと。
<山岳テントの購入ガイド2>
次に、
・シングルウォール、ダブルウォール
・自立式・反自立式・非自立式に分かれます。
・夏用(3シーズン用)と冬用(4シーズン用)
と、分類されてきます。
もう、イヤになってきますね。
UL(ウルトラライト)を心情とする人は、シングルウォール&非自立式で決まりです。
とにかく、圧倒的に軽い!
ただし、雨天や寒さに弱いし、積雪期も無理です。
(なので、個人的にはオススメできないかと。)
<山岳テントの購入ガイド3>
シングルウォールの利点は、
・軽い
・設置・撤去が容易
上述の通り、北海道での汎用性を考えると、私は…。
(※暖かい時期&雨が降らないという環境に限定すれば◎かと。)
よって、ダブルウォールが良いと思います。
<山岳テント購入ガイド4>
自立式・非自立式に関しては、玄人は口を揃えて「非自立式!」。
いろいろ調べましたが、私は(最初は)自立式かな。
この点は、もっと知識と経験が必要だと思っております。
<山岳テント購入ガイド5>
3シーズンを買うか、4シーズンを買うか。
3シーズンの多くは、「防水性」「換気」「軽量」を重視しております。
テントの「裾」から換気を行うタイプがほとんど。
※冬期は裾が雪で覆われるので、ほとんどのタイプは使用不能。(酸欠)
4シーズンの多くは、「防風(強度)」「保温」を重要視しております。
すきま風をなくすため、裾は雪に埋めるほか、防水性がない反面、通気性のある厚手のフライシートに変わりますので、構造的に全く異なりますし、当然重量も増します。
もちろん、換気性能は格段に落ちます!!
※フライシートには通気性がありますが、結露が凍り、酸欠に陥ることも日常茶飯事とのこと。
換気口は上側に付いていますが、寒いからと閉じてしまったり、降雪で埋まってしまう可能性もゼロではない。
よって、3シーズン用で決まりで良いかと。
※補足(酸欠について)
ファミリーテントは内空が大きい。
特に最近の高級タイプは換気が充実しているので、まず、酸欠に陥ることはないと思います。(あくまで自己責任)対して、山岳テントは内空が小さく、換気目的も「快適さ」ではなく「酸欠に対する最低限の担保」という思想なので、油断すると容易に酸欠に陥るリスクをはらんでいる。そこは混同せず、注意を払った使用が重要!
<山岳テント購入ガイド6>
仮にモンベルに限定して比較した場合、このようになります。(私見)
http://webshop.montbell.jp/goods/category.php?category=31
*ムーンライトテント
○○:居住性、換気性能
××:重量、耐風性能
※複数人で分担して担ぐのであれば、重量は「◎」かと。
*クロノスドーム
○~△:居住性、換気性能、耐風性能
△~×:重量
*ステラリッジ(スノーフライは別売)
○:重量、耐風性能、汎用性
×:居住性、換気性能
*ジュピタードーム(レインフライは別売)
○○:耐風性能、耐寒性能、耐積雪性能
××:重量、換気性能、防水性能、居住性
上述のように、比較するとクロノスドームがすごく中途半端に見えますが、登山でもある程度の快適さを求めるなら、一番選択かと思っております。
もちろん、重量を許容できるなら、です。
<山岳テント購入ガイド7>
これらの他、私が重要視したいのは「入口」。
多くのテントは、四角形の短辺に出入口が付いています。
どうやら、山のテント場はスゴイ密集度のようで、コレがほぼ絶対条件のような写真もゴロゴロ見受けられます。
でも、私は快適性を求めて、「長辺」に入口のあるタイプが欲しい!
これから行こうとするテント場の条件を、もっと勉強しようと思っております。
<山岳テント購入ガイド8>
大きさはとても重要。
コレはそのまま、重量と値段に直結する問題だからです。
一人用は本当に狭いです。
これを苦としない(若しくは生理的に落ち着く)方には願ったり叶ったりでしょう。
荷物を広げられないばかりでなく、
濡れた状態での着替えなどはかなり窮屈だろうと想像します。
「+1名用」が快適さの基準かと。
<山岳テント購入ガイド9>
なんだかんだで、私が購入検討しているのはこちら。
アライテントの「ドマドームライト2」。
http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/doma-lt.html
欠点も色々あるようですが、トータルでは今のところコレかな。
日々、悶々としてます。
<ストーブ購入ガイド0>
大別して、以下の2種類があります。
*ガス式
○:小さい。軽い。手間いらず。火力調整が容易。
×:低温環境に弱い(特に-5℃以下はNG)。燃料単価が高い。
※:使用方法を誤ると、ガス缶が爆発する。
*ガソリン式
○:環境問わず使用可能。タフ。燃料単価が安い。
×:大きい。重い。手間が掛かる。火力調整に劣る。
<ストーブ購入ガイド2>
夏場に限定するならば、もう「ジェットボイル(シリーズ)」で決まりで良いです!
http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=459000
とにかく熱効率が良い!! ビックリするほど早く沸騰します。
つまり、予備のガス缶を減らせます。
但し、氷点下で沢山のお湯を沸かすという条件だと、私の評価は△~×。
(沢山お湯を沸かすという前提がないかもしれませんが。)
<ストーブ購入ガイド3>
やはり、絶対的な安心感が欲しければ、ガソリン式しかないでしょう。
どんな環境でも確実な火力が約束されます。また、爆発などの懸念も限りなくゼロ。
MSRなども有名ですが、私は絶対にコレを推します!
SOTOのMUKAストーブ!
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-371/
プレヒート不要は革命的ですが、全ての面で他商品を凌駕していると思います!
<ザック購入ガイド1>
注意点は山ほどあります。
時間もありませんし、多分、文字だけじゃ伝わりません。
必ず、しっかりした店で店員さんに相談して選んでもらうことをオススメします!!
ひとつだけ注意点。(あくまで私見)
雑誌等で「1泊・テント泊なら○L」など書いていますが、私は疑問符。
だって、体格が違えば、衣類のガサばり方だって違うし、暑がり・寒がりでも絶対に必要な容積が変わるはず、と思ってます。
以上、全く読み返してもいないので、誤字・脱字はご愛敬。
もし、質問などあればお電話を。(知ってる限りでお答えします。)
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