JR沼ノ端駅から金山線廃線跡を辿り厚真バス亭上厚真まで1/2
先日、バスに乗り遅れて中止したコースを逆コースで計画。
かつて、沼ノ端駅から日高へ延びていた金山線の廃線跡を上厚真まで歩く。
▼JR沼ノ端駅南口

▼旧沼ノ端駅舎

▼旧沼ノ端駅舎の0番ホームが、金山線の発着ホームだったのだろうか?

▼位置

▼沼の端跨線橋

▼千歳線の下り

▼位置:この千歳線下りは曲線の緩和化を行っているようだ。
旧線の盛土の痕跡が地理院地図に見て取れる。

▼上段の1961年~の千歳線と、下段の現在の千歳線の布設ラインを見ると
明らかに緩和化の曲部改良が行われたことが確認できる。
しかし、残念なことに宅地造成が進んでおり旧線の盛土の痕跡は消えている。

▼多分、旧千歳線のカーブの始まりが金山線と千歳線が分岐したポイントだろう。

▼位置:金山線と千歳線が分岐したポイント

▼比較

▼一般国道234号、このあたりを鉄塔方向へ鉄路が直線に延びていた。

▼位置

▼観光バスが休んでいる。

▼位置:この舗装された直線道路は金山線の跡地だろう。

▼舗装された直線道路の末端に「稔橋」がある。かつて、勇払川の河川改修による直線化の前はこの橋で渡河していたと思われる。

▼昭和28年竣工

▼リベットが使われた鋼桁。かつては勇払川を渡河していた。

▼防護柵や地覆は、まだまだ確りしている。

▼このあたりに道があったはずだが、樹林化している。

▼金山線のラインはこのあたりだが、当時は河川改修が行われていないので、このあたりは湿地であったろう。

▼位置

▼やはり湿地だった。

▼苫東大橋へ勇払川右岸を沿いに進む。

▼苫東大橋長い!

▼苫東大橋から勇払川

▼橋を渡りきったところで、勇払川の左岸へ

▼クロカン車両が無理に押し入ったあとがある。

▼勇払川左岸

▼角野鉄工所ヘルメット

▼先ほどの対岸に到着

▼位置

▼築堤に戻りたいが高水敷は湿地が広がる。

▼高水敷上を引き返し築堤上を歩き、旧道(鉄道跡)を捜す。

▼位置

▼ここからのようだ。

▼太い白いラインが旧道だが、この細い白いラインが気になるのでジャストポイントを確認したところ

▼何の痕跡もない。

▼旧道に戻りひたすら東進。

▼位置

▼丁字の標識だが、左に目をやると

▼日高自動車道と一般国道235号へ伸びる道路がある。

▼区画線のセンターラインは、薄らと残っている。

▼一部は低木が密集しているところもあるが、舗装があるのは常に感じられる。

▼位置

▼門だったのか? コンクリートの残骸。

▼道南バス亭「いすず北門」

▼位置

▼1961年ごろ、北へ伸びる道路があった。

▼日高自動車道の下をくぐっている。

▼一般国道235号の路側を歩く。

▼柏原橋のところだけ広い歩道

▼橋の下はゴミだらけ。

▼P帯

▼横断歩道がある交差点

▼道南バス亭「柏原」

▼苫小牧河川事務所の看板。交差点から離れすぎていて意味が無い。

▼一般国道235号の路側を歩きながら湿地のなかに目をやると、
かすかに突起したラインが見えたので確認してみる。

▼やはりこの旧道に平行した細いラインは何かがあった。東へ向かって進んでみる。

▼位置

▼このあたりは、左右の溝がはっきりしている。

▼一般国道235号がゼパレートから合流したところは、苫東中央インターのランプ道路に、一般国道235号が押し出された形で屈曲している。ここで左右の溝は途絶えた。

▼位置:張り出したランプの円の中心あたりで、金山線はカーブしていたと思われる。

▼一般国道235号が押し出された形で屈曲

JR沼ノ端駅から金山線廃線跡を辿り厚真バス亭上厚真まで2/2
▼位置:苫東中央インター上空から

▼苫東中央インターへの入口丁字

▼静川橋から安平川

▼右に曲がると市道弁天開拓道路

▼1961年にもこの弁天開拓道路はあった。また安平川の河川改修は直線化が進んでいた。

▼一般国道235号のつづら折りの矢印板(黄色)の後ろに旧道が隠れいている。

▼位置

▼やはり、旧道が隠れいていた。

▼少し歩くと、かつてのバス亭待合小屋らしきブロック造りあり。

▼1961年頃は、民家が数軒集まった箇所だった。

▼完全に旧道の舗装が残っているが、右に曲がると!

▼平成19年6月24日「第58回全国植樹祭」に天皇皇后両陛下がお手植えされた「苫東・和みの森」がある。

北海道で『第44回全国育樹祭』を開催 [令和2年(2020年)10月3日(土)、4日(日)]令和2年(2020年)10月3日(土)、4日(日)に、北海道で昭和62年以来33年ぶりとなる「第44回全国育樹祭」を開催します。とWEBに案内があるが中止だろうか?
▼隣接して「つた森山林」がある。時間の余裕があるので

▼1.6kmほどの短距離なコースを寄り道してみる。

▼東小屋とポンプ

▼湿地が広がる。

▼コースを回り元の交差点へ。
人間環境都市「緑の環」

▼ここで、エネルギー補給。喉は渇いていない。ゼリーの高い方のみ飲む。

▼静川遺跡への入口も見える。そのうち行ってみる。

▼位置:人間環境都市「緑の環」は石碑の地図記号で表現されている。
ここまでで、距離12.9km、平均速度3.6km/h

▼右も左も湿地

▼かなり古い型のガードケーブル支柱とデリニェーター

▼石油備蓄基地へ向かう四車線道路と交差

▼位置

▼左右の湿地はなくなった。

▼左手に法面を登る階段が

▼バックネットがあった。

▼桜

▼ちょっと新しめのガードケーブル支柱

▼この鉄塔の先で…

▼旧道の直線は途切れた。

▼位置:日高自動車道により切断されたもので、旧道(金山線)はこの先は道道のラインとなる。

▼1961年代の空撮写真でも確認。

▼道道と一般国道235号の接続する丁字路の手前の予告看板。キロポスト看板あり。

▼位置:KP10.5

▼ここから道道。「上厚真跨線橋」をくぐる。

▼この直線の終点が上厚真の市街

▼あつまバス亭「協和」

▼1961年頃もこの交差点は存在し、民家もちらほらあった。

▼長い直線。長い防護柵。長い吹払柵

▼市街部に突入

▼中心部の十字路。ここを直線状に貫いて金山線があったはず。

▼位置:直線状に貫くと、厚真川を渡河し、その先の道道の直線ラインに合致する。

▼バス時間は11:45なので余裕がある。
昨日ストリートビューで探しておいたあつまバス亭「上厚真」の位置を確認に行く。
(T_T)道南バスのバス亭だった。

時間に余裕があるので、ひとつ先の上厚真大橋のバス亭で乗ることに変更する。
▼厚真川のほうへ向かっていると、とても整備された公園があった。

▼位置

▼このあたりが、金山線が厚真川を渡河していた位置。痕跡は無い。

▼位置

▼1961年頃

▼上厚真大橋

▼あつまバス亭「上厚真大橋」30分ほどここで待つ。

▼位置:ログが飛んでしまった。写真の撮影位置と時間でデータ復旧しよう。

▼バスが来た。

▼車内

▼JR沼ノ端駅に到着。バス賃500円ぴったり。

▼結果
出発時刻/高度: 06:05 / 5m
到着時刻/高度: 11:12 / 7m
合計時間: 5時間7分
合計距離: 19.04km
最高点の標高: 25m
最低点の標高: 0m
累積標高(上り): 24m
累積標高(下り): 25m (高度差25m)
消費した水分量:0L
消費カロリー:1385kcal
歩数:28,490歩
▼軌跡図その1

▼軌跡図その2
