一所懸命に作っても相手に伝わらなければ苦労は報われません。伝えようとすればするほど「ノイズ」が多くなっていくことに陥っていないでしょうか?
あるいは、気づいていないだけかもしれません。
ノイズとは?
一般的な意味
ノイズ (英: noise) とは、処理対象となる情報以外の不要な情報のこと。音に対する雑音や映像対する雑像をノイズと理解するのは容易いことでしょう。
パワポでの意味
PowerPointのプレゼン資料においてもノイズがあり、伝えたい情報以外の不要な情報を指します。このノイズというものは、様々なものがありひとつひとつ説明しますが、単に不要な情報であればリスナー(聞き手)の理解力への影響はゼロかというとそうではないです。プレゼンにおいて、1スライド60秒程度しか費やせないとするなら、不要な情報でリスナーを惑わせた(理解力を低下させた)分はマイナス方向に働きます。
ノイズを減らすことでリスナーの記憶に残りやすくなり、プラス方向へと導きます。
【超重要】ノイズを減らす努力は絶対!
発表時間あたりのスライド枚数は?
迷子とは?
ノイズが多い、ボリュームが大きい、プレゼンターの説明が早い、アニメーションと説明が合っていないなどの理由により、リスナーが「スライドのどこを説明しているの?」さらに重傷になると「今何の話をしているんだっけ?」のように自分の位置を見失ってしまった状態を”迷子”と呼びます。以降の説明でも簡潔に説明するため、この言葉を使用します。
リスナーを迷子にさせないこと。
ノイズの暗黒面に堕ちる症候群とは?
何度かプレゼンしたことで自信が付くと同時に、色々なパワポの機能を覚えてきたときに陥る症候群です。
誰でも陥るわけでは無く、往々にしてプレゼンがほどほどにうまくいっている人に多く発症するものです。その原因は、ほどほどうまくいっている状態で、伝えようとする気持ちが強過ぎ、更に更にとの思いから自分だけの特別感、すなわちパワポデザインに個性を強めようとして過剰なパワポの機能を駆使し、ノイズだらけのパワポ作成へ陥ることをSTAR WARS風に”ノイズの暗黒面に堕ちる症候群”と私は呼んでいます。
何を隠そう、私自身もノイズの暗黒面に堕ちました。
自分が”ノイズの暗黒面に堕ちる症候群”ではないか俯瞰してみる。自覚症状は把握しやすい。
様々なノイズたち
強調との戦いに明け暮れている人は多い
伝えたい気持ちが強いほど、
これでもか!これでもかと!
文字強調に文字強調を追加し、さらに強調を追加してしまいがちです。
プレゼンターは、最も強調したい部分、中ぐらい強調したい部分、少し強調したい部分と
頭の中では強調の段階を持っているのかもしれませんが、強調を重ねているうちに
スライド全体で、
・ほぼ太文字で、
・赤文字いっぱい、アンダーライン多用、影も付けて…….もっと、もっと
さらに、アニメーションで爆発したり、渦を巻いたり
もう、何処を強調したかったのか不明!
文字を強調しているはずが、強調手法を強調している面白い現象に思える。
以下、挿絵を用意するのが大変なため項目のみ列記(いずれは解説するかも)
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