都市鉱山

2008/10/19

都市鉱山

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都市鉱山

携帯電話やパソコン、家電製品などに含まれるレアメタル(希少金属)のリサイクル可能性を”鉱山”に例えたもの。折からのレアメタル高騰に伴い注目を集めている。元々は1980年代、東北大学選鉱製錬研究所の南條道夫教授らが提唱したもの。独立行政法人「物質・材料研究機構」の試算によると、日本には金で6,800トン(世界の現有埋蔵量の約16%)、銀で60,000トン(同22%)、インジウムで1,700トン(同61%)など、膨大なレアメタルが家電製品などに姿を変えて存在している。そしてその多くは、使用後には廃棄物として、格安の値段で海外に輸出されたりしている。これらのリサイクルルートを確立すれば、日本は世界有数の資源国に匹敵する資源を持つことになり、折からの資源価格の暴騰を乗り越えていくことも可能になると言われている。

2008年10月9日掲載

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目次
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