今年は「植樹会」を何回企画したか数えるのも面倒になるほど行った。
今回は、「植樹会」ならぬ「育樹会」を開いた。
巷には「植樹会」が氾濫しているが、たいていは植えっぱなしか、後は行政にお任せ、税金で面倒を見てくださいが多い。
そこで、「植える行為」も大切であるが、生き物である以上、その後の面倒もみてあげる必要があることから、有識者の先生を招いて地域住民の皆さんに講話を聞いてもらい、現地での育樹の実地手ほどきを受けた。
先生曰く、産んだ子供は、手をかけて育てるがごとく、植えた樹木も植えっぱなしではなく面倒を継続的に行う必要があると話しておられた。
一般住民の皆さんには、「育樹会」がうけるとは全く思っていなかったが、
先生の講話にみなさん興味をもって聞き入り、その後の現地指導も雨で寒い中、楽しんで行っていただいた。「こんなふうに剪定するのか、自分の庭でもやってみよう」と話している方たちが多く企画は成功だったと思う。
心配なのは、マスコミが聞き慣れない「育樹会」と見出しに書くかどうかだ。なんか「植樹会」と書きそうな予感がしてならない。
最後に、先生から「こういうことは、人が替わるとやらなくなることが多いから、○○さんは、来年度も残ってもらうように幹部にお願いしておくよ!」
「いくら先生のお願いでも、それだけは勘弁してください」(縁起でもないよ)
次は、グレードアップして「間伐会」をやってみたいものだ。来年もオホーツクにいればの話だが。
人工林の間伐と二酸化炭素の固定量の関係では、単純な固定総量だけでいけば無間伐の方が良いようだが、長く使われる木材として長期間二酸化炭素を固定するためには、幹径を太く育てる必要があり、そのために人工林の間伐は不可欠と思う。
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