籤(くじ)とは、適当なものではない!

今日、職場で三角籤を引いた! さて、

(くじ) ~23画もある(^^;)

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 どんなコミュニティにおいても、嫌な役回りを決定選出する場面はある。率先して立候補する人がいればもめることもないが、大抵は決めあぐねて「あみだ籤」で決めようとなる。なんだか適当な感じがするが、日本人にとって、この「籤」とは神の神託を仰ぐ(神にすべてを委ねる。)という神聖な行為なのだ(-_-) 

 であるから、籤のあとに「気に入らない」とか、文句を言う行為は神の意志に逆らうことになる。籤という文字には重みがある。軽んじてはいけない!

 印象深い例では、足利義教は籤引きで選ばれ「籤将軍」と揶揄された。また、公共入札で同価格者がいた場合も籤引きとなる。(ただし、総合評価方式に移行した事により同評点者は生じずらい) 

 

歴史的にまた現在も行われている「くじ引き」の例は以下の通り。wikipediaより

室町幕府4代将軍足利義持は子の5代将軍義量に先立たれた後も、後継者を定めず自ら政務を執り続けたため後継者が定まらず、危篤状態に至った際に、側近の三宝院満済管領畠山満家らが義持の4人の弟の中からくじ引きによって後継を選ぶことを承諾させた。義持の死後、石清水八幡宮において神籤が催され、義持の弟の中から青蓮院義円(のち足利義教)が選ばれて6代将軍となった(詳細は将軍継嗣問題#継嗣決定前に将軍が死去したケース参照)。
  • 皇室会議の議員のうち皇族議員及び予備議員の当選人の決定
互選で得票数が同じ場合はくじによって決定する(皇室会議議員及び予備議員互選規則17条、23条)。
指名選挙では、上位2名による決選投票でも獲得数が同数の場合はくじ引きとなる。方法は、黒玉と白玉を銀紙に包み、それを抽選箱に入れ引いてもらい、黒玉を引いたものがその院における内閣総理大臣指名となる。ただし、これまで内閣総理大臣指名選挙において、抽選で総理大臣の指名が決まった例は1度も無い。
  • 公職選挙法上の選挙における得票数が場合の当選人の決定
得票数が同じ場合は選挙会において選挙長がくじによって当選人を決定する(公職選挙法95条)。同法では、抽選の方法自体は規定されていないが、抽選器を用いる例が多い。
衆議院と参議院の各議院の協議委員においてそれぞれ互選された両院協議会の議長(交代制)の初会の議長はくじによって決定する(国会法90条)。
職務代理者(副知事あるいは副市町村長)が複数あり、長が代理の順序を予め定めておらず、また、職務代理者の間での席次の上下が明らかでなく、さらに年齢が同じである場合にはくじによって決定する(地方自治法152条)。
選挙終了後初めて行う本会議では議長選出選挙を行うが、その際、最多得票者が複数いて法定得票を上回り、かつ得票が同数の場合はくじ引きとなる。
得票数が同じ場合はくじによって決定する(地方自治法施行令134条)。
  • 選挙管理委員会に欠員を生じた場合に補充する補充員の決定
候補となる補充員が複数おり、その補充員の選挙の時が同時であるときは得票数により、得票数が同じであるときはくじによって決定する(地方自治法182条)。
2009年から施行。裁判員候補者予定者の選定(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律21条)、呼び出すべき裁判員候補者の選定(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律26条)、裁判員の選定(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律37条)、選定予定裁判員の選定(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律91条)にくじが用いられる。
検察審査員候補者の選定(検察審査会法10条)、検察審査員及び補充員の選定(検察審査会法13条)、補充する補充員の選定(検察審
査会法18条)、追加補充員の選定(検察審査会法19条)、臨時に検察審査員の職務を行う者の選定(検察審査会法25条)にくじが用いられる。
審査に付される裁判官が複数あるときは中央選挙管理会がくじで決定した順序による(最高裁判所裁判官国民審査法施行令1条)。
  • 公売における落札者等の決定
落札となる同価の入札をした者が複数ある場合の落札者の決定にくじが用いられる(地方自治法施行令167条の9)
特許庁長官に同年同日に競合する同名の商標が出願された場合で、商標登録出願人の協議が成立せず、出願の放棄・取り下げ・却下等がない場合には、くじによって商標登録を受ける者を決定する(商標法8条)。
1989年(平成元年)に行われた東京大学の総長選挙は激戦となり、理学部有馬朗人教授と教養学部本間長世教授との間で行われた決選投票でも、ともに586票の同数を得て勝負がつかなかった。選考内規により、くじ引きが行われた結果、有馬が第24代東京大学総長に決定した。
複数球団が同一選手を指名した場合くじ引きとなる。「交渉権獲得」の判が押してあるのが当たりである。
2010年(平成22年)に行われた自民党の参議院議員総会長選挙は、主要3派の派閥支持を受けた当時参議院幹事長の谷川秀善と「派閥均衡や年功序列によらない人事」を掲げた中曽根弘文の間で行われた投票で、ともに40票の同数だったため、くじ引きによる決戦が行われた結果、中曽根が参議院議員会長に決定した。

この記事を書いた人

 2010年3月まで、北海道の「オホーツク地方」に勤務。2010年4月「日高優駿浪漫街道」沿線に転勤異動。2013年4月千歳市に転居。水のあわない仕事を渋々している。早く株で儲けて株式の配当金と家賃収入で所得を得、仕事を辞め”不労者”になるのが夢。こよなく苫小牧を愛し住宅ローンを返済中(T_T)  最近、花粉症になったみたい。  えらく気に入っている言葉は"刻舟求剣"である。  M3を買うのが夢のまた夢!!

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