小学校の同窓会があった。それは、中学校の同窓会でもある。
ひと学年80人が9年間、二つのクラスに分けられているだけだから、顔と名前は一致してもおかしくないはずだが…時間の流れとはおそろしい。
それでも幹事の良く整理された名簿が有ったおかげで多少記憶もよみがえった。
恩師がお二方来られたが、私の担任だった先生からアドバイスをいただいた。
「いっぱい借金しろ、そうすれば人は一生懸命働く!」
それは、四十数年前に同じこと何度も聞かされました(-。-)y-゜゜゜
もう御一方の先生には、直接教えをいただいていないが、色々と退職後の再就職の話を聞いた。
学校の先生の再就職先の受け皿って小さいし、可愛そうなほど安い!
しかも、退職後、室蘭の故郷の地に住んでいるそうだが、
町内会の会計監査の役を負担も無いので引き受けたそうだが、いつの間にか自治会の三役にさせられてしまったそうだ。学校の先生だったとなると、その信用から民生委員を引き受けたりとなる。あとは雪ダルマ式、
これを
「役職は役職を呼ぶ!」の法則
と言う。
このような煩わしい老後を送りたくない教師の方は、決して地元に戻らず大都会のマンションで素性を隠して住まわれることだろう。
仕事がら、地方の建設業を営む社長さんをよく見ている。
建設業は、すなわちその地方の経済界(商工会)の一部であるが、社長さんが「何とかの促進期成会」に関わると、あとは活動に追われ、そして経済界の色々な会合・組織の役職が次々と舞い込んでくる。
ここでも「役職は役職を呼ぶ!」の法則
は成り立つ。
しかもそれは儲からず、活動の資金(旅費宿泊費も含む)もほとんどが自腹だ!もちろん本業は片手間となる。ボランティア活動を超えている。
「いやー忙しくて、忙しくて、ご無沙汰いたしまして申し訳ありません。」
社長さんと有った時に聞かされる挨拶だ。これって社交辞令ではなく、心底忙しいのだから同情してしまう。
同窓会の話しに戻る。
たいてい、この年になると
「俺なんか、人間ドックにいっぱいひっかかちゃって….」
「いやいや、俺は持病が5個もあって、薬を10種類も飲んで…」
と、”病気自慢”が始まるのが常だが、そんなことは無かったようだ。
そうこうしているうちに、幹事を引き受けてしまった。まんまとジョージにはめられたな(._.)
5年後に会を開けばよいらしい。10年後は温泉宿泊と長期計画まである。
ここでは、「役職は役職を呼ぶ!」の法則
は、成り立たない。
それでは、みなさん健康で。
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