胆振東部断層で大地震

苫小牧民報

胆振東部断層で大地震
響取発構考76人
道防災会議の予測減災対策検討へ
日高でも200人超す

道の防災会議は23日、本道の太平洋側西部(渡島、胆振、旦一同管内)でそれぞれ大地震が発生した場合の揺れによる被害想定の調査結果をまとめ、発表した。最悪の事態となった場合、胆振管内では死傷者761人、避難者は1万5420人に上ると予測。日高管内でも死傷者203人、避難者2817入と推計した。
2011年の東日本大震災の発生を受け、地震の揺れにょる被害想定を道内地域ごとに調査し、公表している。昨年3月に太平洋側東部(十勝、釧路、根室管内)の被害想定結果をまとめており、今回はそれに続く公表となった。
調査結果によると、胆振管内では胆振東部の石狩低地東縁断層帯南部でマグニチュード(M)7・2の地震が起きた場合、人的被害が最も多くなる冬の早朝で死者58人、重軽傷者703人と予測。建物被害は全壊1694棟、半壊2899棟、焼失11棟になるとした。避難者数は総人口の3・7%に当たる1万5420人を見込んでいる。
また、上水道の断水人口が7万5936人、復旧までに異55・6日と想定した。
死者58人の市町村別内訳は、むかわ町が最多の47人、苫小牧市が5人、厚真町が3人。残り市町村は1人未満。
また、日高管内は同じ断一層で同様規模の地震が発生した場合、人的被害が最多となる冬の早朝で死者8人、重軽傷者195人と予測。建物被害は全壊477棟、半壊1145棟、焼失1棟としたほか、避難者数は総人口の3・8%に当たる2817人を見込んだ。上水道の断水人口は1万1122人、最大復旧日数は106・6日と推計した。死者8人の町別内訳は日高町5人、新ひだか町1人、他の町は1人未満。このほか渡島管内で函需近くの断層でM6・6の地震が発生した場合、死者34人(北斗市26人、函需6人など)、重軽傷者624人と予測。建物は全壊1802棟、半壊3304練、焼失14棟と試算した。上水道の断水人口は6万6015人、最大復旧目数29・9日。道は今後、被害想定を基に減災対策を検討、各市町村にも震災対策に役立ててもらう考え。また、石狩、空知、後志など残る8管内の被害想定を随時まとめていく方針だ。

この記事を書いた人

 2010年3月まで、北海道の「オホーツク地方」に勤務。2010年4月「日高優駿浪漫街道」沿線に転勤異動。2013年4月千歳市に転居。水のあわない仕事を渋々している。早く株で儲けて株式の配当金と家賃収入で所得を得、仕事を辞め”不労者”になるのが夢。こよなく苫小牧を愛し住宅ローンを返済中(T_T)  最近、花粉症になったみたい。  えらく気に入っている言葉は"刻舟求剣"である。  M3を買うのが夢のまた夢!!

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